持続可能性に取り組むスタートアップ企業への賞

受賞したこれらのスタートアップ企業は、環境保護を第一にビジネスを行っています

写真左から右へ:Oatly North America の社長 Mike Messersmith 氏、ReVert Technologies の創業者 Ryan Li 氏、NYC 市長室の気候・環境正義担当 Samuel Man 氏、WeWork の広報担当グローバル責任者兼 VP の Chris Ferzli。写真:Stefanie Delgado/WeWork。

WeWork Changemakers の Sustainability Series(持続可能性シリーズ)のピッチコンペティションの受賞者たち。彼らは、地球を守りたいという強い思いから、地球を守るためのビジネスを立ち上げた創業者でもあります。彼らの開発した商品には、保存のきく植物由来のチーズ(The Farmer Foodie)、手頃な価格で手に入り持ち運びに便利なスマートホームバッテリー(blip energy)があります。ReVert Technologies, Inc は節電できる電源エクステンダーを開発しており、電気自動車を充電できる街灯(​​Voltpost)や藻類を使うことによって農業用メタンガスの排出を削減するシステム(Alga Biosciences)、環境にやさしい洋服を簡単に探せるプラットフォーム(United By Zero)があります。 

これらの企業や、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、ボストン、ワシントン D.C. で開催されたアースマンス(地球環境を考える月)のイニシアチブコンペティションでのそれぞれの準優勝企業には、その環境目標の達成をサポートするため、利用料にして 100 万米ドル以上相当のフレキシブルなスペースの使用権が与えられます。優勝した企業には、専用オフィススペースと WeWork All Access メンバーシップが授与され、WeWork メンバーの Oatly によるビジネスメンターシッププログラムとコラボレーションワークセッションも提供されます。

持続可能性がなぜそれほど重要なのか、彼らのビジネスがどのように地元や他の地域にプラスの影響を与えるのか、さらに私たち一人ひとりが環境を大切にするために日々の小さな習慣を身につけるにはどうしたらよいのかといったことについて受賞者の方々にお話を伺いました。 

持続可能性がすべての人にとって重要な理由

これらの環境に配慮した業務に取り組むスタートアップ企業の創業者たちは、個人的にもビジネスの上でも地球資源の保持と地球温暖化の防止を目指し取り組んでいますが、それを実現させるためには、私たち全員が持続可能性について意識して行動する必要があると話します。彼らは、それを簡単にしたいとも考えています。 

「持続可能な資源の管理は、なにも遠い未来の世代のためだけに行うものではありません。」と話すのは、ニューヨークを拠点とする ReVert Technologies, Inc. の共同創業者兼 CEO である Ryan Li 氏です。「排気ガスや火事、洪水は、今現在の私たちの生活に影響を与えています。私たちの仕事は、今日の最先端技術を活用して、誰もが簡単で楽しく測定可能な方法で環境にやさしい生活スタイルを選択することができるようにすることです」。

The Farmer Foodie 創業者兼 CEO の Alison Elliott 氏。写真提供:Marvin Germain 氏。

ボストンを拠点とする The Farmer Foodie の創設者兼 CEO の Alison Elliott 氏は、大学と大学院で持続可能性と社会的インパクトを学びました。再利用可能なナプキンや布巾を使い、ハイブリッドカーに乗り、ゴミを堆肥化するなど、彼女は何年も前から地球のことを考えた徹底したライフスタイルを実践しています。そして今、The Farmer Foodie の最初の商品 Everything Cheeze で、より多くの人のライフスタイルを変えたいと考えています。Everything Cheeze は、ローフード、ヴィーガン、グルテンフリー、大豆フリーのカシューを原料とするパルメザンチーズの代替品です。 

WeWork のワークスペースほど、人を集めるのに最適な空間はないでしょう。

ReVert Technologies, Inc. 共同創業者兼 CEO、Ryan Li 氏

Elliott 氏は「これは、植物由来のオーガニック原料を使用した、賞味期限の長い、本質的な意味での持続可能性を実現する商品です。私の目標は、業界のリーダーとして、すべての人々、ひいては母なる地球に利益をもたらす、わかりやすく、持続可能な健康食品の基礎をつくることです」と話します。

ニューヨークに拠点を置く 10 人の社員からなる Voltpost チームは、モビリティの脱炭素化というミッションを達成するためには、すべてのコミュニティにすべての人がアクセスできる充電ツールが必要であると考えています。そこで Voltpost は、全国各地のコミュニティに必ずある街灯に狙いを絞り、電気自動車の充電を可能にすることを目指しています。 

Voltpost の創設者兼 CEO である Jeff Prosserman 氏は、「電気自動車の普及を阻む最大の障壁は、スケーラブルで便利な充電設備がないことです。すべての地域に充電設備を導入することで、地球をむしばんでいる排気ガスや公害を軽減することを目指しています」と話しています。

受賞者たちは、現代の私たちをはじめ将来の世代のために環境を保護し、地球全体の環境を改善するためのアドバイスについて話しました。 

  • 再利用可能な容器に入れた手作りのお弁当をオフィスに持参し、再利用できるお箸やナプキンを使用する。Eliott 氏は「持続可能性については、宅配弁当より手作り弁当の方が有効です。それは、1)使い捨ての持ち帰り用容器から出るゴミを減らし、2)配達に伴う交通機関の排出ガスを削減し、3)食材を選び持続可能な食品を使った弁当作りができるからです。地元で、季節ごとに、有機栽培で、あるいは再生可能な方法で育てられた食材を選ぶと、廃棄物や排出ガスなどの量を減らすことができ、さらに健康的な昼食をとることができます」と話します。 
  • デバイスの電源を定期的にオフにする。Li 氏は「物理的なメリットとして使っていないときのデバイスの無駄な電気消費を減らすことができ、精神的には仕事から完全に私生活を切り離すことができるというメリットを得ることができます」と説明しています。
  • 自家用車を電気自動車にする。Prosserman は、電気自動車やハイブリッド車にすることで、環境への負担を減らすことができると話します。 

変化をもたらすビジネス

これらの企業は、単に利益を追求するだけでなく、環境を改善するきっかけとなるような製品やサービスを開発しています。 

Prosserman 氏は「Voltpost は、ニューヨーク市とその周辺においてゼロ・エミッション交通(排気ガスを出さない交通)を促進することを目標としており、当社では自分たちを『充電デバイスを販売する会社』以上の存在として捉えています。私たちは、公正で変革的な方法で気候変動対策を推進するという目的の一部として製品を開発しているのです」と話します。

写真左から右へ:Oatly North America の社長 Mike Messersmith 氏、Voltpost の社員のみなさん、トロフィーを持つ Voltpost の創設者兼 CEO の Jeff Prosserman 氏、NYC 市長室の気候・環境正義担当 Samuel Man 氏、WeWork の広報担当グローバル責任者兼 VP の Chris Ferzli。写真:Stefanie Delgado/WeWork。

Elliott 氏は、Everything Cheeze の成功がより大きな変革につながることを期待しており、「畜産業は環境に大きな負担を与えます。従来の乳製品や植物由来の乳製品では買ってきてから使い切るまで冷蔵保管しなくてはならず、これにより膨大な量の温室効果ガスが発生し、気象異常を長引かせる原因となっています。倫理的、栄養的、環境的な懸念から、多くの消費者がこれらの従来の食品の消費をやめています。彼らは代替品を探しているのです」と話します。

ReVert Technologies は、「ユーザーが当社の製品を使用することによって削減した排出二酸化炭素の総量という 1 つの指標でインパクトを測定しています」と Li 氏は言います。この事業では、主要なガジェット作り、AI によるエネルギーの節約、電子廃棄物のリサイクル、カーボンオフセットの促進によって、3 年間で二酸化炭素排出量の削減量を 100 万トンにすることを目標としています。

認知度を高めることで変化を促進する

最優秀賞受賞者の 6 名は、WeWork のメンバーシップを利用して、ビジネスをさらに発展させたいと話しています。 

Prosserman 氏は「WeWork の専用ワークスペースを持つことで、成長を続ける当社のチームが直接コラボレーションできるようになります。このスペースをチームミーティングや潜在的な顧客とのミーティングに使用することを楽しみにしています」と話しています。

Elliott 氏も同意見で、「企業したばかりのスタートアップである当社にとって、このオフィススペースが本当の意味でのビジネスの実行と成長に導いてくれるものになると信じています。ボストンの WeWork 全ロケーションで製品のデモを行う予定です」と話しています。 

ReVert Technologies のチームは、同じ場所で仕事ができるようになることが今から楽しみだと言います。Li 氏は「共同創業者と私は、2 年間のソーシャルディスタンスの後やっと同じ場所で業務にあたることができるのを大変うれしく思っています。WeWork のワークスペースほど、人を集めるのに最適な空間はないでしょう」と話しています。

Melanie Mannarino は、作家、編集者、デジタルストラテジスト、および『The (Almost) Zero Waste Guide』を含む数多くの本の著者です

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