企業のための WeWork アジャイルな不動産活用 5 つの実例

本社機能からイノベーションを起こすワークスペースに至るまで、柔軟性のある不動産活用で企業がビジネスの目標を達成する方法をご紹介します。

企業はすべて同じように成り立っているわけではありません。世界的なテクノロジー大手、投資銀行、小売業者との間には、それぞれに無数の違いがあります。しかし、どんな企業であっても、アジリティを向上させ、その恩恵を受けることができます。 

仕事のスピードを上げ、ピボットし、発生する課題に速やかに対応する能力は、ビジネスの最大の資産となります。アジリティとは、新しい市場の顧客に素早くアプローチし、未来の従業員に対し画期的なプロジェクトに取り組む機会を提供し、最新テクノロジーに投資し、市場の需要に応える製品をゼロから生み出す ことを意味します。アジャイルな組織の 70% が健全な組織の上位 25% にランクインしている のは、不思議なことではありません。マッキンゼーによると、組織の健全性は、長期的に堅調なパフォーマンスを最もよく表す指標です。

不動産もアジャイル にできます。それを実現させるには、企業がビジネスの健全性と成長に応じてポートフォリオを適応させながら、先行投資を減らし、リスクを軽減させることが重要です。 

現在、フォーチュン 500 社の 3 分の 1 以上が WeWork のアジャイルな不動産ソリューションを活用してビジネス目標を達成しています。その実例をご覧ください。

1. 企業本社:Oscar Health

急成長を続けるテクノロジー主導型の保険会社 Oscar Health は、着々と規模を拡大していましたが、2018 年、ニューヨーク本社だけでは全従業員を賄いきれなくなってしまいました。解決策として、Oscar Health は WeWork を選び、新たなワークスペースを確保、設計し、増築しました。 

2019 年 5 月、同社は 500 人以上の社員をマンハッタンのダウンタウンにある One Hudson Square の新しい本社に移しました。オフィスは自社ブランドを反映し、「ほしい物リスト」に並ぶすべての機能を取り入れました。自由なフロアプランでは、社員個々のブースから解放的なラウンジに至るまで、機能的なワークスペースが多様に揃い、従来とは異なるワークスタイル を実現させています。

WeWork と提携することで、Oscar Health は時間とお金を節約できました。「コスト削減、時間の有効利用、および業務プロセス全体の合理化という 3 つの目的を、WeWork と連携することですべて達成できました」と同社の職場運営マネージャーである Charlie Mirisola 氏は言います。

2. 地域本部:Slack

職場のコミュニケーションツールである Slack は、従業員同士が必要な情報を自由にやりとりできるデジタルプラットフォームを提供します。本社はサンフランシスコの中心地にあり、バンクーバーから東京まで、世界 10 都市にオフィスがあります。それでも Slack は、各地域本部が Slack 独自の要件を満たしながら、本社の一部であるように感じられることを大切にしています。

事業拡大のために不動産パートナーを査定する際、Slack は価値感とアプローチが自分たちと一致するパートナーのみを検討対象にしました。彼らはまた、10 年から 15 年という従来型リースに資金が縛られることのない柔軟な不動産ソリューションを探していました。 

「資本支出とは、どの企業においても、研究開発、マーケティングおよび人件費に費やさなかった資金のことです」と Slack の副社長(グローバルワークプレイス兼不動産担当)である Deano Roberts 氏は言います。

そのため、ニューヨークに地域本部を設置する際、Slack は WeWork を選びました。

Slack のニューヨークチームは現在、一等地にある WeWork のカスタマイズされた専用スペースに常駐しています。このワークスペースは温かみがあり、人を寄せ付ける雰囲気に溢れ、Slack のロゴと共に特注アート作品が飾られています。 

「極めて有意義でインパクトのある職場を見ると、ツール、社風、空間の間に深い整合性があると感じます」と Roberts 氏は言います。「Slack は、人々が一丸となって最高の仕事をするためのコラボレーションハブです。そして、WeWork に本社を構えることで、そのことを物理的に表しています。」

3. イノベーションハブ:スタンダードチャータード銀行

2018 年、多国籍金融サービス会社のスタンダードチャータードが SC Ventures を立ち上げました。デジタルイノベーションを駆使し、フィンテックやスタートアップに投資したり新たなビジネスモデルを試験的に導入するなど、同銀行の新事業となる SC Ventures は、顧客の銀行でのエクスペリエンスを向上させることを念頭に置いて誕生しました。同銀行は 香港 にあるスタンダードチャータードタワーの 9 階にありましたが、SC Ventures チームが最先端の仕事をするためには全面的な改修が必要でした。

そこで同銀行は、そのフロアを「eXellerator Lab」と名付け、イノベーションに適した共有ワークスペースに生まれ変わらせるために、WeWork と提携することを決断しました。 

同行の最高情報責任者(CIO)である Dr. Michael Gorriz は「『eXellerator』という語は、変化を『促進(acceleration)』させることと、顧客サービスにおける『エクセレンス(excellence)』を意味する二つの言葉からできた造語です」と説明します。eXellerator Lab には柔軟性のあるクラスルームや、それぞれに特徴のある会議室だけでなく、バラエティに富んだイベントや日々のワークショップなどを開催するための大きなラウンジも用意されています。 

「香港の eXellerator Lab のおかげで、アイデアや技術だけでなく、私たちが最も重要と思っている人材までもが集まるようになりました。クライアントやフィンテックの起業家、他の銀行からの同業者が一堂に会して イノベーションを起こしています。」(SC Ventures グローバル主任 Alex Manson さん)

4. 出張チームの出先拠点となるワークスペース:マイクロソフト

ニューヨーク市に本部を置くマイクロソフトの営業チーム は、シアトル本社ではなく、タイムズスクエアにある WeWork ロケーションが職場です。毎日、数百人のチームメンバーが営業会議に参加するためニューヨーク全域を飛び回ります。しかし、会議と本部の行き来に費やされる移動時間は、貴重な労働時間を失う原因ともなりました。

そこで WeWork はソリューションとして、WeWork へのアクセスを提案しました。これにより、300 人の社員がマンハッタン、ブルックリン、クイーンズの WeWork ロケーションから仕事ができるようになりました。 

「私たちはチームにもたらされる恩恵について考え始めました。それが会社としての原動力です」と、マイクロソフトのゼネラルマネージャー、Matt Donovan 氏は言います。

どの WeWork ロケーションからでも仕事ができることで、このテクノロジー界の巨人の就労エクスペリエンスは完全に変わりました。実際、アンケートに回答したマイクロソフト社員の 92 %は、利用した WeWork ロケーションに満足したと答えています。調査対象者の 84 %が WeWork ロケーションにアクセスすることで生産性が向上すると考えており、74 %が WeWork アクセスにより顧客との距離が近くなると答えています。

5. ビジネス開拓の機会:カナダロイヤル銀行

トロントの WeWork 1 University Ave にあるカナダロイヤル銀行のオフィス。写真:The We Company

WeWork ロケーションを利用するメリットとして、世界の主要都市で柔軟なプロジェクトチームを迅速に拡大できることが挙げられます。カナダロイヤル銀行 は、そこにさらなる機会を見ました。40 万人以上のメンバーからなる WeWork コミュニティです。起業家からグローバル大企業まで多岐にわたる WeWork メンバーなら誰でも、同行のファイナンスやビジネスの専門知識を役立てることができます。

2017 年 9 月、同行は トロントモントリオール の WeWork ロケーションにアドバイスハブを立ち上げました。これらのハブから、同行の行員は WeWork メンバーに対し、ローンの申請や資本構造の最適化、従業員数の増加など、さまざま相談に応じることができます。

このパートナーシップは両者にとってメリットがありました。WeWork メンバーは無料で貴重な財務アドバイスを得ることができ、また顧客と同じ場所で働くことで、カナダロイヤル銀行の行員たちは「顧客のビジネスと財務のニーズをより深いレベルで理解できます」と同行のコマーシャルバンキング戦略担当副社長の Niranjan Vivekanandan 氏は言います。

WeWork が選ばれるのには理由があります。WeWork のアジャイルな不動産ソリューションを貴社のビジネス目標の達成に役立ててください。ぜひ一緒に「働き方の未来」を築く方法について考えましょう。

Marnie Williams は、WeWork のグローバルコンテンツマーケティングマネージャーです。ビジネスと不動産の関連性について寄稿しており、前職のOracle ではデータドリブンな論説とビデオを制作していました。

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