地域の文化を色濃く映したオースティンのワークスペース

SXSW 本社ビルにある WeWork SXSW Center からは街並みを一望できます。

WeWork SXSW Center はオースティンのビジネス街の中心に位置する SXSW 本社ビル内にあり、この街のもつクリエイティブで革新的、コラボレーションの精神を体現しています。他とは一線を画すこのロケーションの裏には、テキサス州オースティンという街そのものと同じようなユニークで一風変わったストーリーが潜んでいます。それは、この地域の音楽シーンや自然の美しさ、そしてテキサスの活気あふれる中核としてのこの街の評判に敬意を表すものです。すべてはビルを S 字型にデザインしたことから始まりました。設計は、Pei Cobb Freed & PartnersGensler と共に担当しました。

コントラストの魅力

2019 年に竣工した、この最新設備の整った超近代的なビルは、オースティンの歴史の重要な一部を保存するように設計されています。設計を担当した Pei Cobb Freed & Partners のチームは、敷地の南端に生い茂るオークの木立を保護するために、ビルの形状を S 字にすることを考えつきました。

この 13 階建てのビルは、曲線的な構造にしてオークの木立を残し、14 万 3,998 平行フィートという広々としたスペースには溢れんばかりの自然光が降り注ぎ、目の前には壮大な眺望が広がり、ここを訪れる人は都市の鼓動を感じるだけでなく、都市の一部となります。「このビルの特徴は、ポッドキャスト用の部屋、ピアノ、そしてテラスが2か所あることです」と、WeWork SXSW Center のコミュニティリード、Connor Purnell は言います。

「WeWork SXSW Center はほとんどが窓に囲まれているので非常に明るく、開放的なスペースとして知られています」と語るのは、このビルのコミュニティアソシエイトである Haley Zills。「メンバーはどの階からも街を一望することができます」。

SXSW Center の 3 フロアを WeWork 専用スペースが占め、そのインテリアデザインには細部へのこだわりや、オースティンの豊かな歴史と文化を尊重するデザイナーたちの想いが反映されています。

WeWork SXSW Center(テキサス州オースティン)写真:WeWork

ローカルコミュニティとのつながり、つまりその地域特有の自然や街並み、文化を大切にすることは、WeWork デザインチームが重視する価値観のひとつです。世界各地で WeWork ロケーション をオープンする前に、デザイナーたちは現地調査を行い、その地域の特徴を掴もうとします。その際、都市を形づくる構成要素との調和を重視し、都市の一部となるようなスペースを作り上げることを目標としています。

オースティンならではの音楽シーンや自生する植物からインスピレーションを得て、デザイナーたちは具体的なビジョンにたどりつきました。それは、テキサスの自然の美しさを取り入れつつ、ビアホールと音楽シーンが融合したような雰囲気を醸し出すというものでした。

ビルの中に足を踏み入れると、WeWork メンバーやゲストは、コミュニティデスクの上に置かれた、1970 年代製造の JBL 製 4311 スピーカーに気づくでしょう。その上には、ダイブバーのビリヤード台の上に吊るされているような特注の照明器具が置かれています。

メインフロアには、音楽バンドが公演ツアーに利用するバンをイメージした、光沢のある白色のグランドピアノが設置され、アクセントに馬の絵がエアブラシで描かれています。また、アイランドベースに施された深いマルーン色のハイグロスメタルパネルが、ロックンロールのエネルギッシュな雰囲気を醸し出しています。

他の多くの WeWork ビルと同様に、SXSW Center でも、土地柄に合わせて選択された色使い、装飾、アートが見て取れます。床から天井まで、壁一面を覆う砂漠の風景画は、同じく床から天井まで広がる窓とのコントラストが印象的です。リフトカットされたホワイトオーク材が戦略的に配置されており、白い壁が真っ白なキャンバスとなってアートを引き立てています。

木材のアクセントとマルーン色のハイグロスパネルに加えて、黒と白の人工大理石が使用されており、オースティンのもつ多様性、モダンな魅力、そして自然のルーツを体現するスタイルが織りなされています。

入り口と屋上に広がる街並み

同ビルはテキサス州議会議事堂から数ブロックという絶好の立地を誇り、州議会関係者、金融業界のプロフェッショナル、マーケター、技術イノベーター、デザイナーなどが多く利用しています。また、ビル内には会議室、洗練されたプライベートオフィス、広々としたラウンジなどのスペースがあり、クライアントや投資家との会議に最適です。他の WeWork スペースと同様に、効率性、生産性、イノベーション、そしてコミュニティのつながりを促進することを念頭に設計されています。

SXSW Center のメンバーは、超高速 Wi-Fi、24 時間体制のセキュリティ、WeWork の充実したアメニティや特典に加えて、このビルならではの魅力を十分に味わうことができます。1 階にはオークの木立が生い茂り、屋上には 2,000 平方フィートの屋根付きパティオがあり、オースティン、州議会議事堂、ヒルカントリーの素晴らしい眺めを楽しめます。

SXSW Center は通勤の便もよく、敷地内には駐輪場があり、近くには南北間を走る CapMetro の駅やバス停がいくつかあります。

Mary Kearl はニューヨーク大学でジャーナリズムの学士号を取得し、バルーク大学ジックリン・ビジネススクールで MBA を取得しました。Adobe、Pinterest、Zillow、Target、HuffPost、Business Insider など、世界中の著名なブランドや出版社とのコラボレーション経験があるライター兼マーケティングのプロフェッショナルです。

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